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第6話 「坂道発進は半クラキープとタイミングゲーム」【免許なしの車好き。ついに免許を取ることにした。】

  • 執筆者の写真: 順平 佐野
    順平 佐野
  • 2020年12月9日
  • 読了時間: 4分

前回、S字カーブ&L字クランクに挑戦したところ意外と上手くいき、 マニュアル車の自分で操作している感がさらに深まり、段々とマニュアル車楽しい!!と感じるようになってきました。

半クラ地獄、坂道発進

さて今回挑戦するのは坂道発進! 噂ではマニュアルの坂道発進は相当後ろに下がると小耳に挟んでいたので、 素早いクラッチ操作が要求されるのかと思いきや……全然違った。(全然違うわけではない)

教習では、まず教官による坂道発進の手順の説明と実践が行われました。

坂道に入ったらポールの位置に止める。 一速に戻しサイドブレーキを引いてブレーキから足を話す(ほんの少しだけ後ろに下がる) 半クラッチを作り徐々にクラッチを上げていくと、フロントが上がっていく感覚があるので、 そこでサイドブレーキを下ろすと、車が後ろに下がらず前進することができるという技ですね。

こうして書くと、一見簡単そうに見えますが、これが意外と難しい。 肝になってくるのはやはりクラッチとアクセルの操作。

いつもの発進後のルーティンを終え、 いざ坂道へ。 ポール手前で停車し手順通り進めていきます。 半クラッチ(アクセル多め)を作り徐々にクラッチを上げていきます。 (坂になってるせいで妙にクラッチ操作しにくい…) ウォーーーン!という勇ましいエンジン音と共に車体前方が上がっていく感覚……!(直観的に理解でき面白い)

教官「今だよ」 私「はい!(サイドブレーキを戻してっと)」

……プスン。

教官「あーー、エンストしちゃったね」 私「あれ……なんで……?」 教官「多分サイドブレーキ戻すタイミングでアクセル戻しちゃったんじゃないかな、だからエンストした」 私「なるほど、確かに無意識に戻してたかも……」 (恐らく急発進してしまうことを恐れて戻したんだろうと思いますて……。)

レッツ再トライ。

今度はガックンガックン(エンスト寸前)なりながらもなんとか発進成功。

教官「アクセル踏み足したらダメだよ、めちゃくちゃ荒い発進になっちゃうじゃん」 私「すいません……。今度はアクセルに意識が行っちゃて……」 教官「あとクラッチの放し方もね、ラフになっちゃってるから」 (ペダルワークボロボロじゃん……) 教官「とりあえず数こなしてみよう」 私「はい!」

その後何回も繰り返し練習することで、段々とペダルの力加減を感覚で覚えられるようになっていきました。

練習の時に注意したことは、 ・予めアクセルを多めに入れておき半クラキープ ・フロントが上がってきたらサイドブレーキを下ろす、この時は両足を極力動かさない ・ゆっくり走り出したところでクラッチをゆっくり戻していく 以上の3点。この一連の動作(特にペダル操作)を繰り返し練習し、体に覚えさせる事で上手くいくようになりました。

私「あれ?なんか焦げ臭くないですか?」 教官「あーそれはね、クラッチが焦げ付いた時のにおいだよ」 私「このにおいがクラッチが焦げ付いている時のにおいなのか!!」 (坂道発進の時は半クラッチを多用するので焦げ付きやすいみたい

後ろに下がる恐怖とタイミングゲーなノンサイドブレーキ坂道発進

次は、低い坂でサイドブレーキを使わずに発進の練習します。 ポールの前に停車して思ったのは、角度がキツくないので案外ペダル操作が楽そうだということ。 しかし、ブレーキを離すと同時に、瞬時に半クラッチを作り発進という、 タイミングが合わなかったら大変なことになりそうな事が明白な状況に若干恐怖しながらチャレンジ。

ポールの前で止まる(なんか緊張する…) このままブレーキを離した瞬間に半クラを作るっ!

少し後ろに下がったものの、すぐにそのまま前に進む感覚が! なんとエンストせずに一発で行けました!(やったー!)

教官「少し荒いけど大体オッケーだよ」 私「よっし!!」

その後もしっかりと成功させることができました。(普通の坂道発進の練習のおかげかな!)

今回のまとめ

・坂道に停車している時の半クラは力入れづらい&キープしづらい! ・焦げ臭い感じがしても決して出火したわけではない(半クラ多用時は特に) ・緩い坂ならサイドブレーキ引かなくてもなんとかなる! ・一連の動作を身体に覚えさせると楽になってくるよ!

次回もお楽しみに!

 
 
 

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