top of page

ペーパードライバー、スポーツカーに乗る~Abarth 124 Spider編~ 【『車の試乗記』まとめ】

  • 執筆者の写真: 順平 佐野
    順平 佐野
  • 2019年10月25日
  • 読了時間: 6分

こんにちは、好きな鯖を味噌で煮込んだものは”鯖の味噌煮”の方の池田です。

私は車が人並みには好きなんですが、貧乏人なので自分の車を持っていません。 人生で一番運転した車は工場で働いていた時の軽トラです。

でも車に乗るからにはやっぱりかっこいい、もといカッチョいい車に乗りたいよ~~~~~ジタバタジタバタ 編集長「え?乗る?」 池田「え?」

Abarth 124 spider

ドーン!

スペック

トランスミッション形式

6速オートマチックトランスミッション

型式

ABA-NF2EK

ハンドル位置

全長(mm)

4,060

全幅(mm)

1,740

全高(mm)

1,240

車両重量(kg)

1,150

乗員定員(名)

2

エンジン種類

直列4気筒マルチエア16バルブインタークラー付きターボエンジン

総排気量(cc)

1,368

燃料タンク容量(ℓ)

45

駆動方式

FR

トランスミッション形式

6速オートマチックトランスミッション

燃料消費率(km/ℓ)

12.0

スペックとか見てもなんとなくしか分からないですけどね...ペーパーなので...

池田「わ、私がこのクルマに乗るんですか...?ペーのパーですよ?年間1、2回しか運転しませんよ?いろんなところがオープンなカーで帰ってくるかもしれませんが大丈夫ですか?」 神「いろんなところがオープンなのは困るけど...でも事故したことないでしょ?オートマだし運転しやすいし大丈夫大丈夫。これでその辺乗り回してきてレビュー書いてよ。」 池田「ホンマカイナ...(分かりました)」

と、いうことで今回はペーパードライバーの僕がひょんなことから乗ることになった「Abarth 124 spider」の試乗レビューをペーパー目線で書いていこうと思います。よろしくおねがいいたします。

さっそく乗車

今回試乗するに当たって、運転自体が久しぶりなこともあり、色々と情報を集め万全の状態で望むことにしました。 これでもう驚くようなことはない。言うなれば試験前夜22時には床に就き、朝6時に目覚めた時のような心持ちでした。

「実際情報とのギャップは多少あるけど答え合わせのようなものだし...」などとブツブツ言いながら、かっこいい見た目に気圧されることなくおもむろにエンジンをかけます。

Abarth 124 spider「...ガルルルルルルゥゥン!!!!!!!!!」池田「ワァ!!!!!!!!!!」

え...? スパイダーのエンジン音、一言でいうと”とんでもない”でした。閑静な住宅街の皆さん、大変失礼いたしました。この場をお借りして謝罪申し上げます。 クルマ好きの方がよくエンジン音について言及してらっしゃる気持ちが少しだけ理解できた気がします。

座席周り

エンジン音のインパクトに心が小学生になってしまいレビューも何もなくなってしまいそうになりましたが、大人なので平静を取り戻します。 平静を取り戻してまず気が付いたのが「座席が座りやすい」こと。

乗り込むときは窮屈な気がしたのに、いざ座り込むと広々とした座席周り、スポーツ感溢れるインテリア、これがAbarth 124 Spider(ネイティヴ発音) さすがイタリアメーカー!インテリアもおしゃれだしやっぱ違いますね!!!! (って思ってたら実は日本で作られてるそうですね。まぁ細かいことはいんですよ。ともかくかっこいいので。)

!!!!!!!!!!!!!

  ・ステアリングの中央にさそり→かっこいい ・ステアリングとシフトレバーの編み込み→かっこいい ・メーターが→かっこいい ・座席が→かっこいい ・黒と赤を基調としたデザイン→オタクの好物

思わずニヒルな笑みがバックミラーに写り込んでしまいました。

運転してみた

ハンドブレーキを下ろし、ギアをDに入れ、ブレーキペダルを離し、アクセルを慎重に踏み込みます。 ペーパードライバーなので一挙手一投足を指差呼称しながらチェックします。今日も1日ご安全に!

いわゆるスポーツカーを運転する機会ってなかなかないのですが、先入観として 運転しづらい街乗りに向いてない。 みたいなのがあったんですよね。

でも実際乗ってみるとそんなことはないと言うのがよくわかりました。むしろ運転しやすいです。

エンジンに対して重量が軽いからからなのか、アクセル、ブレーキの応答性がいいです。 運転していて自分の手足で自在に動かしている感覚といいますか、言ってしまえばシンクロ率が高く、至ってストレスフリーでした。

加えてFR(後輪駆動方式)なので、力強い加速に加え、コンパクトな車体サイズも合わさり、自然なコーナリングで小回りが効きます。 めっちゃいいクルマですね...編集長ありがとうございます...

もっと運転してみた

ここからは、さらに踏み入った、いうなればこのクルマが持つ”特殊能力”を触っていきたいと思います。

特殊能力その1(パドルシフト)

今回運転したモデルはATモデルなので、当然ギアチェンジはオートマチックに行われるのですが、このパドルシフトを使用すると”手動でギアチェンジを行える”のです。 ATなのにギアチェンジを行えるので、パドルシフトのついたATクルマは俗にセミATと呼ばれています。

筆者はMT免許を持っていますが、MT車はクラッチ操作があるため個人的に苦手で、このセミATの方が好きです。 もちろんAT限定免許でも運転することが可能なので、AT限定免許だけどギアチェンジの感覚を味わいたい!という方はぜひ運転していただきたいですね。

また、手元のパドルシフトでギアチェンジが行えるのですが、シフトレバーのDから右に倒すことによってM(マニュアル)モードになり、上下にレバー操作することでもギアチェンジが行えます。

余談ですが、ギアを落として行く時の高回転のエンジン音はめちゃくちゃかっこいいです。

特殊能力その2(SPORTモード)

す、す、す、スポーツモード!!!!????

これについて、情報を調べた時からずっと気になって早く押したくて堪らなかったのですが、どうせ押すなら最高のタイミングで、と心に決めていました。 はやる気持ちを抑えながら、交通量が少なく、信号の少ない景色がいいところへ。

たどり着くやいなや

池田「システムオールグリーン!SPORTモード!!ON!!!!!!!!」ビシィィィィィ

※実際には優しく、2秒ほどスイッチを押しっぱなしにしました。

………すごい。モードが切り替わったのがすぐに分かるほどエンジン音がパワーアップしました。 もちろん音だけでなく加速性、アクセル、ブレーキの応答性もパワーアップしています。 ペーパーなので何がどういう理屈なのかはわかりませんが、スポーツカーとしての性能がアップしたような感覚がありますね。(にわか知識ですが、”回転数が上がる”っていうやつかなと思いました。違ってたらすみません。)

言うなれば5000円くらいの2chステレオスピーカーを使っていたところを、35000円くらいの7.2chスピーカー(サブウーハー2台構成)に切り替えたかのような。紅蓮で言うところの紅蓮可翔式が紅蓮聖天八極式にパワーアップした時のような。 限定解除はオタクの好物。ごちそうさまでした。

まとめ

今回、初めての都内、1年振りの運転などなど様々な悪条件のなか、合計8時間ほど運転させていただいたのですが、トラブルなく、快適に運転できました。 やはり秋が近づいてきた気候の中、オープンカーで夜に海沿いを走るのは最高に気持ちいいですね。

結論:Abarth 124 Spiderはオタク向けのクルマだった。

Comments


COPYRIGHT (C) 2019 HC GALLERY. ALL RIGHTS RESERVED.

bottom of page